【山の日に関するアンケート調査】新・祝日「山の日」の認知度は?
皆さま【8月11日】は、何の日がご存知でしょうか。今年から施行された新しい祝日の「山の日」ですよね。
登山をされる方も多いのではないでしょうか。山の天気が気になる所ですね。
その認知度も含めて、今回、一般財団法人 日本気象協会が、「山の日に関するアンケート」を実施しましたのでご紹介いたします。※「tenki.jpラボ」調べ
〈認知度〉新祝日である山の日は60%が正しい日にちを回答!認知度は海の日に届かずとも、詳しく理解している方が多い結果に!
山の日の認知度について調査を行ったところ、『山の日、海の日について聞いたことがあるか』という質問に対しては、山の日を聞いたことがあるといった回答は68.0%に対し、海の日は90.2%と1996年より施行されている海の日が勝利しました。まだまだ認知度の低い山の日ですが、日にちを詳しく聞いていくと、海の日の正解率は45.0%という回答に対して、山の日の正解率は60.0%という結果で、山の日が海の日を上回りました。ハッピーマンデー制度により、毎年日にちが変わる海の日には不利な結果となりました。
山の日や海の日は美しい自然を楽しみたい!やはり理想の天気は山の日、海の日ともに『晴れ』という結果に
山の日、海の日に期待する天気については、山の日、海の日ともに『晴れ』が最も多い回答となりました。理由の中には、「晴れた日は山の美しさがよくわかるから」、「晴れの日の海は穏やかだから」など、自然の恩恵に感謝する日のため、自然を存分に楽しみたいから『晴れ』がいいという回答が多くありました。山の日に晴れを期待する理由としては、「晴れていた方が、山の景色を遠くまで見渡せるから」、「山の天気は急変するため天気がひどい時だけは避けたい」など、山登りで自然を楽しむときは天気を重要視しているといった意見も多くありました。
過去の8月11日の天気を調査!各山の晴天率を発表
日本気象協会は夏山期間に山小屋の方にご協力をいただき、毎年約20地点の山の天気の観測を行っています。過去14年分の観測データ※2をもとに、8月11日の天気について、「山の日に期待する天気」の第1位である「晴れ」になった日の確率(晴天率)を調べました。
※2 2000~2015年(ただし、2010、2011年を除く)の14年分について、21地点の山小屋付近の観測データについて調査。ただし、谷川岳は2015年、丹沢(塔ノ沢)は2008年、穂高岳は2012年、天城山は2009年が欠測のため、過去13年分。日々の観測は、午前(9時)と午後(15時)の1日2回実施。
過去14年※2は、午後に比べて午前に晴天率50%以上の山が多い傾向
過去14年分※2を調べた結果、午後(15時)に比べて、午前(9時)に50%を超える地点が多くなりましたが、これらは夏山の天候の特徴が影響している可能性があります。なお、今回の結果は、あくまで過去14年分※2の結果をまとめたものです。今年の山の日の天気は、最新の天気予報を参考にしてください。