タイムシェアでリゾートルームをリーズナブルに所有! 高級マンション部屋があなただけのものに
所得も増えてきて、そろそろ憧れのリゾートマンションを。と調べていくうち、年に1,2回しか訪れない部屋に数百万、数千万円をはたき、さらに使用の有無にかかわらず管理費が月々数万円かかることが判明します。
どう計算しても割に合わない。同じ金額でリゾートホテルに宿泊したら、ゴージャスな部屋で豪遊してもお釣りが来る。バブル期ならいざ知らず、そんなリゾマンの理想と現実を突きつけられるでしょう。
では今のリゾートマンションはアリかナシかでいえば、ナシなのか? 結論から言うとアリですが、普通の購入ともレンタルとも少し異なります。合理的でリーズナブルにリゾートマンションを所有する方法を伝授します。
部屋を期間限定で購入する「タイムシェア」形態
リゾートマンションを購入しても、365日ずっと滞在しているわけではありません。むしろ実際ずっと少なくて、まとまった休暇が取れた1週間程度であり、その頻度は1年で1、2度あれば良いほう。
このタイムシェアという販売形態は、リゾートマンションを期間で区切って購入できるシステムです。バケーション・オーナーシップとも呼ばれ、一つの部屋を複数のオーナーでシェアするという発想から生まれました。フロリダ州などで「タイムシェア法」として法的に保証されている仕組みです。
1年の中を1週間単位に切り分ける商品が一般的で、オーナーは希望する期間に先約がいなければ予約して滞在することができます。その間の使用権は普通のマンションと同じ。家電やカトラリーも完備していますからいつもと変わらない生活が可能となっています。
立地やサービスもリゾートマンションならではの見晴らし良い景色、コンシェルジュ付きの高級マンション、ビーチやスキー場などアクティビティが近い抜群のロケーションはラグジュアリーを望む全ての人を納得させてくれるでしょう。
ヒルトンやマリオットなど超一流ホテルの一室をタイムシェア
海外一流ホテルブランド「ヒルトンホテル」がその豪華なリゾートホテルを共有できるタイムシェアサービス「ヒルトン・グランド・バケーションズ」を展開しています。ハワイで最高のゴルフ場の近郊として名高い「キングスランド」やオアフ島随一のリゾートホテル「グランド・ワイキキアン」も候補地として選択可。もちろん日本国内から日本人が購入できます。
また、あの「マリオットホテル」グループも「マリオット・バケーション・クラブ」というタイムシェアを提供中。タイ屈指のビーチ・リゾート「プーケット」にある広々とした全室2つのベッドルームを完備したヴィラがあなたの手に。これから毎年このラグジュアリーリゾートへ格安で旅行に来れると想像してみてください。
日本国内では東急電鉄などが別荘をタイムシェア
一般市民には手が届かなそうな海外の高級ホテルばかりですが、日本国内でも東急グループが所有する各地の別荘をタイムシェア購入する「ビッグウィーク」があります。軽井沢、那須高原、箱根湯本といった日本屈指のセレブ別荘地に加えて、山中湖や伊豆、さらには宮古島のリゾートライフを1週間単位で自由に満喫。ホテルを予約して宿泊するという、これまで旅行に抱いていた先入観が一変するサービスとなっています。
タイムシェアは一見するとウィークリーマンションのような利用形態なので誤解しがちですが、れっきとした不動産です。そのため資産価値があり、贈与や相続の対象になります。一度リゾートマンションを購入してから何十年か後に子供や孫への譲渡するなど、末永く利用できるのも良いですね。