「子供は大人の背中を見て育つ」正しい箸の使い方を伝える事の大切さ
「子供は大人の背中を見て育つ」
昔からよく聞く言葉ではありますが、それを正面から向き合って、実行する事の大切さを今一度考えてみたいと思います。
神奈川県では、超高齢社会の進展により、培った知識やノウハウを活かし、起業に挑戦するシニア層の方々が増えてきているという背景を受け、2017年より、シニア起業家や、これから起業する方々を応援するため、「かながわシニア起業家ビジネスグランプリ」を開催しています。
その2018年大会で最高賞を受賞した平沼 芳彩さんをご紹介いたします。
箸を正しく持てないのは、子どもたちが悪いのではなく、大人が丁寧に教えていないことが原因。
平沼さんが代表を務められている”みんなのお箸プロジェクト”(HPより)
主婦業があくまでも生活の中心で、子育ても仕事も楽しむという平沼さんは、お孫さんの誕生で仕事観が変わり、社会問題を捉えたビジネスに興味を持ち始めたといいます。(HPより)
平沼さんは、箸を正しく使えない小学生が8割にものぼると言われるこの現状に向き合い、一念発起してプロジェクトを立ち上げ、箸使いをはじめとして、「箸の歴史」「箸の語源」「食事のマナー」「マイ箸作り」等多岐に渡る活動をしています。
また、その活動は、子供達だけを対象にしたものではなく、その子供たちに教える役目がある”大人”も対象にしています。
親世代もその多くは正しい箸の使い方を実は知らないというこの現状で、まずは、大人に”気づいてもらう”事が、子供たちに正しい箸づかい”をしてもらう事に繋がると平沼さんはいいます。
◎みんなのお箸プロジェクト