50代から始める気ままな旅のカタチ3つ。一人で自由に、夫婦で仲睦まじく、家族で賑やかに。
50代から始める気ままな旅のカタチ3つ。一人で自由に、夫婦で仲睦まじく、家族で賑やかに。
旅のかたちは年齢とともに。徒歩で歩きづめる若者の旅行はさすがに億劫。かといって1から10まで観光バスに乗りっぱなしのパック旅行はというと「させられてる感」があって何か違う。体力的に無理することなく、かつ主体的に旅先の見どころを堪能できる旅の仕方を追求してみましょう。
バイクツーリング
バイクは一人の乗り物ではありますが、後ろにタンデムしたり、二人以上で別々のバイクを駆って、さらにバイク仲間とグループツーリングが最高。セミリタイアした50代の旅趣味として、バイクツーリング人気は根強いものがあります。最低限のテントと寝袋を積んで本格的な野宿旅は刺激的。肉体年齢が高めの人は流れに身を任せ、その日に決めた旅館から旅館へと移ろう旅なら夜が安心です。
ハイエイジなツーリストに人気のハーレーダビッドソンは2011年まで純正サイドカーを生産していました。その人気は今も世界的に高く、中古価格に反映されています。側車付き二輪は運転にテクニックと経験を必要とし、ノーマルな大型2輪の感覚でハンドリングするとあっさりコケてしまうほどクセがあります。だからこそ乗りこなせること自体がステータスであり、分かる人には分かるカッコ良さが魅力なのでしょう。
キャンピングカー
ドライバー以外の家族が自宅感覚で移動できて楽しいですが、小型のキャンカーでソロ旅もまた良し。キャビンで自宅のようにくつろげるキャンピングカーは安心感と旅先の興奮を同時に味わえて楽しいですね。他に運転できる方とお子さんがいれば、運転を交代してもらって後ろのリビングルームでノンアルコールの宴会、といきたいところですが、道交法上はキャンカーといえどシートベルト必須ですので座席に座ってドライブを楽しみましょう。
老夫婦二人でのんびり1年以上かけた日本縦断の旅なら、さほど大型の車輌でなくても大丈夫。むしろ駐車場を探しやすくて余計な時間を使わずに済み、運転の取り回しもしやすいのでフットワークが軽くなるでしょう。ホテルや旅館を探す必要がないため、その時間と宿泊費が浮きます。本来ならテントを張って炭から火を起こさなくては夜を明かせないようなアウトドアサイトでも、キャンカーで乗り付けたらもう一泊二日で暖かい屋根の下。
豪華列車の旅
ベッドとシャワー付きの個室で長距離の列車旅ができるクルーズトレイン。高い価格設定にも関わらず完売するなど、時間とお財布に余裕のあるシニア層に大人気。2017年末の今なら「ななつ星in九州」「トランスイート四季島」「トワイライトエクスプレス瑞風」からお好みの旅程、デザインをどうぞ。どれも超人気列車なので、早めの予約を。一人で、二人で、家族みんなで、特別設計された広い車窓から沿線の風景を眺めましょう。