日本で希少なティチーノワイン専門ショップが誕生! titoloが南スイスの限定ワインをお届け
南スイスのティチーノ州はイタリア国境に隣接する、美しい山々と湖に囲まれた地中海性気候に属する温暖な地域。公用語はイタリア語で食生活もイタリアン。ヨーロッパ中からヴァカンスに訪れる人々が多いスイス有数のリゾート地で、北スイスや中央アルプスとはまた違ったスイスの魅力を発見できる場所です。そんなティチーノの魅力を、まずは食卓を彩るワインと共にお届けしたいと思います。
titoloとは?
「titolo」という名前は、南スイスのティチーノ州(Ticino)、隣接する北イタリアのロンバルディア地方(Lonbardia)、そして最初に日本で拠点を構えた東京(Tokyo)の三都市の頭文字を結んで名付けられました。南スイス、ティチーノ州での暮らしから教わった「身の丈にあった本当に豊かな生活」を日本のみなさんにお裾分け出来たらよいな、そして日本ではまだあまり知られていない南スイスやティチーノ地方のことを知って頂けるようなきっかけ作りができたらいいな、という想いからtitoloは生まれました。
ワインはその土地に根ざし、文化の礎となる特別なもの。私たちが暮らしていたご縁で現地生産者から直接仕入れることができた日本初入荷、数量限定のワインは、もちろんtitoloでしか購入できない逸品たちです。また、“titolo”はイタリア語で「タイトル」を意味する言葉でもあります。お客様の日々の暮らしを南スイスの風でちょっとだけ彩り、ゆくゆくはスイスと日本の文化や教育の架け橋となれるような、そんな新しい物語を紡ぐお手伝いをさせて頂ければ幸いです。
ティチーノワインが希少な秘密
ティチーノワインは日本ではまずお目にかかれない幻のワイン。スイス最大のワイン産出地(約76%)である西部のフランス語圏の白ワインなどは日本でも比較的容易に手に入るようになりましたが、対してスイス国内で最小のワイン産出地(約6%)であるスイス南部、イタリア語圏のティチーノ州で造られるティチーノワインは地元でそのほとんどを消費してしまうため、残念ながら他の地域へ輸出されることはほとんどありません。その土地その土地で特色あるワイン造りが行われており、同じティチーノ州に住んでいてさえ、住民票のない隣の村のワインは購入することができない! なんてこともよくある話。
そのような理由から、ティチーノワインはそもそも輸出を念頭に生産されていないため、輸出に耐えられるように不必要な防腐剤を使う必要がありません。オーガニックの先駆け、また食の安全基準が世界的に最も厳しいと言われている農業大国スイス。南スイス、ティチーノ州でもワイン造りに欠かせないブドウの生産量の上限を設けたり、農薬にも細かな規定を定めたり、と高品質を保つために様々な配慮が施されています。
ティチーノワインの製法とこだわり
南スイス、ティチーノ州には家族経営の小さなワイナリーが多いのも特徴。土作りから完全無農薬、というこだわりの生産者や、輸出先に合わせて防腐剤の量を必要最低限に微調整する、と言った細やかな心配りをする生産者など、そのこだわりのワイン達は日本で流通している一般的なビオワインよりも規定の農薬、防腐剤の量が少ない程。栽培から収穫、ワイン造りまですべて丁寧な手作業、少量生産に専念するからこそ可能なこだわりが至る所で感じられます。
他の特徴としては、スイスワインの他の生産地域と大きく異なり、南スイス、ティチーノ州は日照時間が長く平均気温も高い、温暖な地中海性気候に属する唯一の地域。その恵まれた地理的条件にふさわしいメルロー種の栽培が約85パーセントで、大切に育てられたメルローの実はフランスボルドーに影響を受けつつ、イタリア的な太陽の明るさとスイスアルプスの氷河を想起させる瑞々しさが融合した独自の特色を持つ上質なティチーノワインへと変化を遂げます。近年では特に数々の国際コンクールで世界最高峰の賞を獲得しており、世界最優秀ソムリエ国際大会開始以来44年となる2013年に数少ない14人目の歴代チャンピオンに輝いたティチーノ州で活躍するソムリエと共に、ティチーノワインは益々注目を集めています。
ティチーノワイン銘柄紹介