一眼レフとミラーレス一眼の違いは? 50代からのカメラ初心者入門
さあカメラを始めよう、と思って家電量販店に行くも、カメラの種類が沢山あってどれを選んでいいか分からない。そんな風に困らないために、カメラの違いを前もってざっくり把握しておきましょう。
カメラに馴染みのない人には特にピンと来ないのが、「一眼レフ」。そして近頃、人気を博している「ミラーレス一眼」という機種。どちらにも一眼という言葉がついています。どんな違いがあるのか、基礎知識を簡単にまとめました。
一眼レフとは?
本格的にカメラ撮影を始めるにあたって、最初にオススメしたい機種は何といっても本格一眼レフカメラ。
レンズの焦点を手動で合わせ、ISO感度を上げ下げしてですが、いきなり重くて高価な一眼レフから始めたばかりに写真撮影の面白さを実感する前に嫌気がさして止めてしまうなんてことも。
ミラー(反射鏡)の有無が最大の違い
一眼レフの「レフ」とは「レフレックス(REFLEX)」、つまり反射のこと。カメラの中に反射鏡(レフレックスミラー)があるから一眼レフカメラと呼ばれています。そしてこの光学式反射鏡を取っ払ったカメラが、ミラーレス一眼というわけ。
撮影するときにファインダーを覗いて見える光景は、反射鏡が映した絵です。この状態でシャッターを切ると一瞬だけ反射鏡が外れて、外の光がフィルムに投影されます。お馴染みの「カシャッ」という音の中に、ミラーの動作音も含まれているんですね。ミラーレス一眼は反射鏡の光の代わりに、イメージセンサーでデジタル変換された映像をファインダーに表示しています。仕組みは異なりますが、実際の使い勝手はほとんど変わりません。
反射鏡がないミラーレス一眼に生まれたメリット
ミラーレス一眼は一眼レフカメラから反射鏡をなくしたカメラです。反射鏡がなくなった結果、本体内の部品と空間が減って薄く小さいカメラにすることができました。
デザイン性が本格的ながらコンパクトなので、女性でも簡単に操作できてオススメ。しかも、一眼レフと同じレンズを使って、レンズ交換ができます。望遠レンズで運動会の我が子をアップで撮ったり、マクロレンズで蝶やカブトムシを美しく接写できるのも魅力です。
50代初心者向け本格カメラとして最適
カメラ趣味は本体と同じか、それ以上にレンズも奥が深いですから、いつまでも楽しみが尽きません。私生活に生まれた余暇は、ミラーレス一眼を構えてじっくり被写体と向き合ってお望みの一枚を追い求めるのも一興です。
軽量で取り回しが効き、レンズにもこだわりを発揮できるミラーレス一眼は、本格志向で無理なく長く続けたい50代向けに最適かもしれませんね。