ですが、

家族がいる場合やスタッフを伴った事業であればそうはいきません。

経営者の気まぐれで周囲の関係者の安定した生活に危機を招く様な事態は

絶対に避けなくてはいけないのです。

【このタイプの特徴は】

 　こういう方の特徴に会社員の場合、

社内での役職や肩書に固執しない、というか何の魅力も持たない、

あるいは持てないことが多くさらには集団行動はあまり得意ではなく、

一人で企画、実行するのが好きで前例や慣習もさほど重視せず、

その時その場合によって最優先すべき選択肢を選ぶ傾向が目立っていました。

　よく言えば、臨機応変で柔軟性のある仕事ぶり、

悪く言えば、場を乱す、目立ちたがりと見られてしまう。

　さらに毎日決まった定型的な仕事には全く関心がないものの

仕事自体は恙なくこなせるといった特徴があるようでした。

　例えとして間違っているかもしれませんが

てっぺんを目指すよりも底辺を拡げることに関心がある

　または

一つの事を極めるよりもいろいろな事に常に挑戦したい

　といった傾向があると私は考えました。

　似たようなタイプに

一つのてっぺんに満足せず他の分野でも同時にてっぺんを目指す

いわゆる多角化経営で複数の事業で業界トップを目指す、

野心家という存在もいます。

　このケースでは明確に数字の目標を掲げるのが特徴と言え、

何年後に年商〇〇億、起業1年目に黒字化、複数の業界でシェアＮＯ１など等、

誰にも分かる明確、具体的な目標を掲げてくれます。

　こういう場合であれば、具体的な目標の根拠を精査して疑問点や課題を

お互いで抽出しあうことが比較的容易に可能となるのです。

　無論、

ここで採り上げた安定を嫌う、常にチャレンジすることが生きがい

といったタイプも全くの無計画や思い付きというわけではありません。

　それなりに事前のリサーチは欠かさず、

自分の適性をかなり詳細にチェックしての行動（計画）ではあるのです。

　ただの夢見る夢男君ではないのです。

　厳しい見方をすれば、「器用貧乏」とも言えるでしょう。

なかなか起業・開業しても思うようにいかず日々奮闘中の方から見れば

鼻持ちならない奴！と思われても仕方ないことかもしれません。

　ですが当事者から言わせると

安定と生きがい、やりがいとのせめぎ合いは本人にとっても

相当な悩みどころではあるようで、かなりの葛藤をしていることもまた事実です。

【貴方もこういうタイプでしょうか？】

 　これから起業を目指す方、

程度の差はありますが、今の業務でここに挙げたような想いを

持つこと、持ったことがあるでしょうか？

　営業部門で例えてみると、

セールスであれば月半ばでノルマを悠々と達成したものの

その後はさらなる実績アップを目指さず得意先の指導や

他の営業マンの手伝いに注力してしまう。

　仮に月間売上の最高記録を狙えるようなペースであても、

そのこと自体に関心を持たないといったタイプ。

　スタッフ部門で言えば、上半期に大成功した企画を