いよいよ梅雨本番!雨の日マナーを大調査『梅雨は健康やメンタルにも悩みが多くなる!?』
6月に関東も梅雨入りを迎え、梅雨真っ盛りな時期となりました。今年は、全国的に気温は平年並かやや高く、蒸し暑い日が多くなりますが、曇りや雨の日が多く、梅雨らしいぐずついた天気となり、特に西日本の太平洋側を中心に降水量が多く、大雨に注意が必要です。
この度、一般財団法人 日本気象協会が、梅雨に対する印象や、雨の日のマナーについての調査を実施しましたので、皆さまにご紹介させて頂きます。
本調査は20代~40代を対象としたものですが、年齢が上がるほど、自分のマナーに気を付ける傾向があるようです。年代とマナーとの因果関係は何なのでしょうか。雨の日のマナー、皆さまはどう思われますか?
1.梅雨は女性には特にツラい季節!さらにメンタルにも影響!?
梅雨に関するアンケート実施対象者の7割以上を占める75%が「梅雨が嫌い」という結果でした。嫌いな理由の1位は「蒸し暑い」が選ばれ、高い湿度による梅雨独特の気候から、多くの方が梅雨時期を嫌だと感じている結果となりました。
多くの女性が家事やオシャレに時間が取られ、ストレスが溜まる負のスパイラルに
『梅雨の時期の嫌なこと』の9位までのうち、7位の「自転車に乗れない」を除き、すべての項目で女性の回答数が男性を上回る結果となりました。梅雨時期は、男性よりも女性の方が多くの悩みやストレスを抱えているようです。
さらに女性の回答に注目すると、2位「洗濯物が外に干せない」や3位「カビや食中毒が心配」、6位「髪の毛のセットに時間がかかる」などは、女性の方が男性の回答数を特に大きく上回る結果となりました。家庭で日々の家事に追われながら、いつも以上に湿気によるカビ対策や食べ物の取り扱いに気を付けたり、買い物でお出かけするためのオシャレに時間がかかったり、女性には特にツラい時期というところが見えてきます。また、4位に選ばれた「外出の予定が立てづらくなる」や、5位の「気分が憂鬱になる・ストレスが溜まる」といったような点から、リフレッシュする機会が少なくなり、ストレスが溜まるといった負のスパイラルに陥っていることが分かります。
若い人ほどメンタルに関する悩みを抱える傾向も
さらに『梅雨の時期の嫌なこと』について年代別に見てみると、全体で3位となった「カビや食中毒が心配」は、家庭を持っている方が比較的多いと思われる30・40代の票が多く集まる傾向にあり、20代では5位という結果になりました。一方で全体的な票数はそれほど多くはないものの、「気分が憂鬱になる・ストレスが溜まる」や「体調が悪くなりやすい」などのメンタル面や体調に関する悩みは、他の年代に比べて20代で多くなる傾向がありました。環境によって、それぞれが抱えるストレスは異なってくるようです。
2.電車やバスの車内では気を遣いっぱなし、嫌いなシーン1位は電車・バス
梅雨の時に嫌なシーン・場所については、直接外で雨の被害を受ける『道路』を2位に抑え、『電車・バス』が全体の4割を占める回答で1位という結果になりました。不快に感じる理由としては、「車内がムシムシしていて不快」、「床が滑りやすい」といったものがありました。その他、「濡れた傘が人に当たるのが気になって落ち着かない」といったような、狭い空間で他の人へ気を遣わなければいけない精神的なストレスを多く感じるといった回答や、逆に「混んでいる車内で傘が当たって服や靴が濡れた」といった自分が嫌な思いをしたという回答もありました。
2位の『道路』では「車からの水はねが気になる」、「傘差し運転が危ない」など、歩行者以外にも車や自転車などが行き交う中で、様々な危険が潜んでいることが分かります。
意外と多い意見は、3位の『特になし』という回答でした。理由としては「雨でうっとうしいのはどこも同じで、そんなに気にならないから」でした。また、「毎年のことなので」など毎年迎える梅雨時期に関して、すでに諦めているといった意見もありました。