高級家電の値段はピンからキリまで!3つの人気価格帯
家電を選ぶ基準の一つは価格。機能やデザインが良くても、お値段がそれに見合っていなければ購入に二の足を踏みますよね。
逆に言えば、高い価格を超える優れた魅力があれば購入に至ります。特に物の良し悪しを目利きできる50代以上の玄人ほど、そうした本物の高級志向を追求した高級家電を求めます。
普通の家電と高級家電にどのような違いがあるのでしょうか。人気の価格帯に着目してみましょう。商品によって価格帯は様々のためあくまで目安となります。
5万円から50万円まで~高級家電
最低限の機能とデザインで大量生産された相場が2~3万円前後の家電に対して、5万円を超えるグレードは高級家電の領域といって良いでしょう。
例えばカメラの世界はボディやレンズの品質によって価格差が大きく開きます。エントリーモデルで5万円代のデジカメも、ハイエンドクラスになると35万円を軽々超えてきます。
冷蔵庫や洗濯機といった元々何万円もする家電は、高額家電にあたる価格帯も底上げされます。子供が2、3人いる核家族世帯なら10万円規模の冷蔵庫は必要になり、それを超える20万円程度の高級家電が充実した機能と使いやすさで人気です。
ただし、価格は数万円ですが付加価値を提案することで高級家電としてアピールされている商品も。自立型掃除機ルンバや音波振動ハブラシのドルツ、多機能コーヒーマシンのバリスタなどは、多くの一般人にとっていわば「なくても困らない」。それだけに所有しているだけで特別感が得られる高級家電ともいえます。
50万円から100万円~最高級家電
このあたりの価格帯から高級家電として箔が付くようになり、人気も上がってきます。50万円を超えるフードプロセッサーのロボクープなどは高級フレンチレストランでプロの料理人が太鼓判を押すほどのハイパワーと耐久性で、高価格も納得の人気商品。
AVアンプスピーカーにこだわるオーディオ家電界隈は本当に青天井なので、取り急ぎ本格音響セットを一式揃えただけでこの価格帯に該当してしまいます。
また、優れた音響で映画を楽しむならプロジェクターにも拘りたい。50万円超えの最高スペック商品なら、小さい映画館を作れるほどの高い輝度コントラスト比を実現しており、このレベルをホームシアターで一日中楽しめる人は幸せに違いありません。
100万円から青天井~超高級家電
100万円を超える超高級家電となると、即断即決で購入できる人は一握り。ピンからキリまでいうところの「キリ」ゾーンですね。
50歳を超えて経済的に余裕が出てきた大人なら、本当に良いと思える物には惜しみません。長く付き合う家電ならなおさら。上品で良質な作り映えの超高級家電をほしいと思うのは当然のことです。
現在のテレビ家電で主力を担う4Kテレビの相場は、同じ60インチでも20万円のスタンダード機から200万円を超える並外れた高級モンスターテレビまで10倍以上の差ができています。
最上位の価格帯になると、どれだけ富裕層を満足させられる性能を実現しているかがポイント。技術的な意味でも贅の限りを尽くした超高級家電と言えるでしょう。