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寄席の楽しみ方

 

稀に「寄席は敷居が高くて…」というお声を耳に致しますが、寄席はあらゆる劇場の中で最もお気楽な劇場だと言っても過言ではありません。いつでも好きな時にフラッと立ち寄り、お目当てだけ聴いて帰る事も可能です。 今回は、そんな寄席についてご案内申し上げます。

 

お気軽にお越し下さい

 

 寄席にいらっしゃる際に、ご予約戴く必要はありません。思い立ったらフラッと遊びに行く、そんな感覚でお気軽にお越し下さいませ。もちろん、ドレスコードもございません。 事前に出演者のご確認をされる場合は日本で唯一の寄席演芸専門情報誌『東京かわら版』をご覧戴くか、各寄席のホームページなどをご覧下さいませ(テケツでかわら版を提示すると割引になる寄席もございます)。

 

【東京】 新宿末廣亭 

上野鈴本演芸場 

浅草演芸ホール 

池袋演芸場 

国立演芸場 

上野広小路亭(毎月1~15日の昼席は落語芸術協会の定席、16、17日の昼席は立川流広小路寄席となっております) 

お江戸両国亭(毎月1~15日の夜席は五代目圓楽一門会の両国寄席となっております)

【大阪】 天満天神繁昌亭 

【神奈川】 横浜にぎわい座 

【愛知】 大須演芸場

 

一番太鼓

 

開場時間になりますと、前座が「一番太鼓」を叩く中、お客様方にご入場頂きます。 この一番太鼓、実は叩き方にキチンと意味があるのです。 「ドン ドン ドン ド ドン」というリズムで叩くのですが、これは「ドンドンドンと来い」という語呂合わせ。大勢のお客様にご来場戴きたいという太鼓なのです。

 

 

開演前

 

テケツ(受付)で木戸銭(入場料)をお支払い戴くと、チラシと共に配られますのが当日の番組表でございます。一応、出演順に出演者の名前が書いてあります。一応、と申しますのには理由がございまして、万が一交通機関が遅れていたり、また、急な事情で出演出来なくなったりする可能性がございますので、そういった場合は出番が入れ替わったり、代演、休演という事になります。

 

お席を確保してトイレに行ったり、売店でビールやワンカップ酒とツマミを買ったりして開演をお待ち頂きます(寄席では基本的に飲酒を含めた飲食が可能です。ただし、飲み過ぎにはご注意ください)。

 

二番太鼓

 

開演十数分前になりますと、二番太鼓が聴こえて参ります。二番太鼓は大太鼓と〆太鼓、そして手が足りている場合は笛が入ります。 この太鼓にも意味があります。 「ステツクテツテツ」というリズムで叩くのですが、これは「お多福来い来い」という語呂合わせで、やはり縁起担ぎの太鼓です。

 

開演

 

番組表に名前は載っておりませんが、番組表の開演時間の前に前座が上がって一席、落語を演じます。この前座が演った演目でその日の流れが決まります。と、申しますのも、落語は基本的に「根多がつく」といって、似た傾向の噺を避けます。

 

例えば、『子ほめ』は、八っつぁんが教わった事を真似してしくじるという「鸚鵡返し」という分類になるのですが、例えば前座が『子ほめ』をやった後は「鸚鵡返し」の根多が避けられる様になるので、『時そば』や『牛ほめ』といった鸚鵡返しの根多は基本的には掛かりにくくなります(絶対に掛からない、という事ではありません)。

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