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【季節の落語2】夏の噺

 

落語には季節の根多があります。その季節にも当然演じられますが、季節を先取りしてひと月前辺りから演じられる事があります。

 

今回は夏の噺を幾つかご紹介したいと思います。

 

『船徳』

船宿に居候を続ける若旦那・徳兵衛は船頭に憧れを抱いており、船宿の親方から「そろそろ働き口を探したらどうです?」と諭されると「じゃあ、船頭になる」と言い出します。親方が断ろうとすると、「じゃあ、他所へ行って船頭になる」と脅して来るので、仕方なしに船頭にしてあげますが、何分力の無い若旦那の事、お客からさっぱり声が掛かりません。浅草の観音様のご縁日・四万六千日様の日に二人の男が船を誂えに、この船宿を訪れます。若旦那以外の船頭は出払っており、若旦那が船を出す事に…。

 

『たがや』

川開きの日の両国橋は、花見見物の客でごった返しておりました。仕事帰りのたが屋さん(註1)、大勢の人波に揉まれ、思うように帰れません。橋の反対側からは馬に乗ったお殿様が共侍を二人と槍持ちの奴を従え、人波を掻き分けて進んで来ます。あっちへ押され、こっちへ押されたたが屋さん、ヨロヨロっとお殿様の前へ押し出されてしまいます。運の悪い事に、道具箱を落としてしまい、中から箍(たが)が勢い良く飛び出して、お殿様の被っていた笠を弾き飛ばしてしまいます。…果たして、たが屋さんの運命や、如何に?

 

『茄子娘』

ある山寺の和尚さん、寺男と二人暮らし。お寺の裏の畑でナスを育てて自給自足の生活を送っていました。ある夜、美しい娘が和尚さんを訪ねてきます。葵と名乗るその娘は、なんと和尚さんに育てられたナスの精だったのです。葵が和尚さんの肩を揉んでいると、にわかに大雨になり、雷が鳴ります。「怖い」と和尚さんの胸に飛び込んだ葵の背中に腕を回す和尚さん…。翌朝、和尚さんは不邪淫戒(註2)を破ったのは、自分の修行が足りないからだ、と悔やんで修行に出掛けてしまいます…。 民話の様な雰囲気のある落語です。

 

『お菊の皿』

ご隠居さんから「番町の皿屋敷」の怪談を聴いた町内の若い衆。美しいお菊さんの幽霊を一目見たいと言い出します。「無残に殺された怨念の籠ったお菊さんの皿を数える声は、九枚まで聴くと高熱が出て死んでしまうから止めておけ」とご隠居さんが止めるのも聞きません。若い衆たちは、古い井戸の中からお菊さんの幽霊が現れて皿を数え始めるのをウットリと見惚れますが、死ぬのは怖いので途中で逃げ帰って「明日も来よう」。このお菊さんの幽霊の美しさが噂になって、見物人が増えていきます。大勢の人だかりの中、お菊さんの幽霊が皿を数え始めますが、途中で帰ろうにもごった返して思うように逃げられません…。

 

『千両みかん』

若旦那が気の病で床に伏しているので、様子を見て欲しいと旦那に頼まれた番頭が、若旦那から訊き出した気の病の原因は「みかんが食べたい」。お安い御用ですよと安請け合いをしたが、今は夏真っ盛り。みかんのあろう筈がない。「みかんが食えなくて倅が死んだら、お前が殺したも同然。磔にしてやる」と旦那に脅された番頭は、みかんを探して廻ります。方々探し回った挙句、辿り着いたのが問屋街。藁にも縋る思いでみかんを売ってくれるように頼むと、問屋さんは一個だけ無事に腐っていないみかんを探し出しますが、その値は何と千両。番頭の運命や、如何に?

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