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起業の前に知っておきたいおカネの実態とは?

 

【はじめに】

  当たり前のことですが、起業・開業を目指す方は

新たな仕事でこれからの生活の糧の全てを得ようと思っているはずです。

 

 その為には、目指す仕事が「おカネになるのか?」

仕事が軌道に乗るまでの「マネープランをきっちり考えておく事」

は必須の案件です。

 

 改めて、起業前に正確に把握しておくべき

「今の自分が置かれている状況」について紹介したいと思います。

 

 

【おカネの実態~今までの収入額は?】

 今までの収入を把握しておくのは当たり前のことです、

起業・開業後に目指すのはまずは「現状の収入を確保する事」

と考える方が多数派ではないでしょうか?

 

 サラリーマンであれば、月収からの年収額、

 既に年金受給開始であればその年間の総額、

 家賃収入などがあるならば、その総額、

 株の配当などで定期収入があればその金額、

 

 など等、意外に収入の総額を正確に把握している方は少なく

私との面談の際に問い掛けた際に、そういえば! というケース

案外少なくないのです。

 

 さらに言えば、既に副業収入を得ている場合は

起業・開業後にも両立が可能かどうか、その確認も欠かせません。

 

【おカネの実態~今の貯蓄額は?】

   収入に続くのは、「貯えの総額」になります。

 

 預貯金の総額は通帳なりネットでの履歴の照会で把握は容易です。

意外に見落としがちなのが「タンス預金」と言った自宅にある現金です。

配偶者の「へそくり」も出来れば知っておきたいものですが、

ここは各家庭の力関係に判断を委ねたいと思います。

 

 先の預貯金も普通口座と定期口座の区分迄把握しましょう。

即出金が可能な金額はいくらなのか?

多額であっても期限前の定期預金であれば解約には躊躇しがちです。

即、必要な出費に対応出来る金額はいくらかなのか、把握しておきましょう。

 

 他にも有価証券(株式、債券、投資信託)も最新の評価額を常に把握します。

これも案外忘れがちですが、即処分可能なものと長期保管を維持するものの区分は

付けておきませんと、解約の優先順位を間違える恐れがあります。

 

 ざっとの計算で構いませんが、

年収がゼロになり、貯えを喰い潰すという状況になったとして

1年間は生活を維持出来るのか、2年間は大丈夫なのかをシミュレーションして下さい。

 

 その期間が起業後に許される成功までのタイムリミットです。

 

 

【おカネの実態~固定費の把握】

 収入や貯えに続くもは当然ながら「出費の把握」になります。

 

 まず毎月必ず発生する「固定費」です。

ざっと調べても、以下のような多彩な項目が該当します。

 

 家賃(賃貸住まいの場合)

 住宅ローンの支払い

 マンションであれば管理費や修繕積立金等

 電気・ガス・水道などの公共料金

 健康保険料

 各種の生命保険や損害保険等の任意保険の保険料

 場合によっては毎月の駐車場代

 インターネット関連費用

 固定・携帯の電話代

 新聞購読や定期購読の書籍代

 定期購入契約している健康食品やミネラルウォーター、趣味の品など

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