悪質・迷惑営業にご注意
私の同僚でも数名、この犠牲者が出ていましたが、
前項と同じく、人のいい、気の弱いタイプが見事にピックアップされていました。
その後、情報漏洩での事件が問題視されたことから
この手の直接訪問、対面での勧誘は自然消滅しましたが、
その後に出てきたのが「電話攻勢」です。
どこで入手したのか、氏名と部署を把握しての名指しの電話で
延々と投資話やスキルアップ研修への参加等をまくし立てます。
その時間帯が始業直後や昼休み直前といった「早く切りたい」
という時間帯を狙いすましてかけてくるのです。
冷静な判断をさせないための方策ですが、
この為、安易に終業後の面談に応じたり、資料送付を認めてしまいます。
一度でも対面すれば、あとはあらゆる時間帯に電話攻勢が始まります。
「今でないとチャンスを逸します。」「せめて〇〇万円だけでも」
等の巧妙な言い回しで即断即決に追い込むのです。
これも最初のコンタクトで大勢が決します。
少しでも興味を示したり、安易に相手の話を聞く態度をとると
相手側のスイッチはONになります。
無下に断れないと遠回しな言い方は相手の思うつぼ、
「私にはOKとしか聞こえませんでした」等と押しの一手で
後は言った言わないの水掛け論で大抵はターゲットの方が
世間体やら見栄を気にして根負けし、応じてしまう。
やはり「関心のないものには徹底して排除する。」
「語尾をあやふやにしない言い方に徹する~要らない、帰れ等」
これが出来ない人ほど、何度も同じような手口の犠牲者になるのです。
【ほぼ詐欺商法】
士業関連の事例を紹介します。
「今は未公認資格ながら、現在国会に請願中の新規の国家資格があります。
今なら当社の講習会全12回コースを受講すれば自動的に資格取得Tなります。」
一時期、複数の内容でDMの型式で届けられました。
※ちょうど私が行政書士の資格取得直後でしたので何らかの方法で
合格者の氏名や連絡先を入手しての狙い撃ちだったと思われます。
一瞬、既に請願中ならば遠からず新規の国家資格になる?
と考えたのですが、請願は誰でも出来るもので請願したから申請が通る、
なんてことはないのでした。
うろ覚えですが、12回のコースで20万円以上の「前払い受講料」でした。
100歩譲って知識習得の為には有効と考えても高額ですし、その内容自体は
私は見ていないので何とも言えませんが、割が合わないとは想像出来ます。
今やネット中心の社会になり、あらゆる「誘惑」がネット上に氾濫しています。
「一攫千金ビジネス」「このアイテムで運気爆上がり」「起業1年で年収1千万達成」など等。
既存の士業従事者の中にも「こうすれば顧客獲得が出来る」「開業1年目で売上〇〇達成の秘訣」
等の魅力的な謳い文句で自分の運営する講習会や研修サイトへ誘います。
起業直後の新人士業従事者は、とにかく売り上げが欲しい、実績を上げたい、
顧客を掴みたいといった当然の要求や願望があります。
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