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インターネットの功罪 ~フェイスブック編~

 

 とはいえ、当然ながら「リスク」もあります。 

 

 

同姓同名・なりすましの可能性

 

 Facebookは、原則氏名を明かし、顔写真を掲示し、出身地から学歴や職歴等を記載します。 

この点がツイッター等と違い、「身分を明かして」やりとりする、事となっています。

 

 ですが実際は、氏名はイニシャルだけ、あるいはニックネームを登録し、

写真に至っては未掲載やペットの写真、果てはアイドルの写真で掲載しているケースもあります。

出身地や経歴などは全く未記入、白紙のままというのもあるのです。

 

 また氏名が掲載されていても、全てアルファベット表記というケースもあります。

例えば、掲載氏名がSAKAIという場合、「酒井・坂井・堺」などなど、実際の氏名が判明しない場合もあるのです。

 

 実は私自身、利用開始直後にこの不確実な表記に惑わされて、安易に友達認定したのです。 

その直後から怪しい宗教団体のメンバーから多数のリクエストが舞い込んできました。

 

 よく話題に挙がるものに「なりすまし」というのもあります。 

アイドルなどの芸能人から友達申請が来れば?

そこに画像も掲載されていて経歴にこれまでの芸能活動が列挙されていたら?

自分の好みの相手であれば、即申請認定してしまうのではないでしょうか?

 

 この手の情報に詳しいメンバーの話では、そうやって個人情報を「堂々と」入手していくのです。

自分の商売に使うのか、その情報をさらに誰かに売りつけるのか?

 

 どう見ても、いい使い方をするものとは思えませんね・・・

 

 

他人からの友達申請にも要注意

 

 さらに厄介なのは、友達になると自分の友達リストも相手に見られるという事です。 

 

 自分の不注意で 自分の個人情報だけが流出するならば自業自得とも言えますが、

全く無関係の友人全てのリストまでが相手の手に握られる訳です。  

 

 今も稀にですが、唐突に全く知らない人物から申請が入ってきます。 

プロフィールも白紙のまま、共通の友人がゼロの状態で。

 

 多分、友人の中の誰かからの情報流出なのでしょう。 

最近ではそういった申請の直後に実際の当人から「誰かに乗っ取られて勝手に送信された。」といった

注意喚起の連絡が届くこともあります。

 

 覚えのない連絡や、不審と感じた連絡の場合、ひとまず「無視、非対応」しておけばいいのです。

「承認」さえしなければ、公開した内容以外は第三者に見られる事はありません。

 

 私は業務上の問題もあるので、漢字表記の氏名と顔写真が無い場合は承認はしません。

どんな詳しい経歴や基本データが掲載されていてもです。

 

 たまに先方から「なぜ承認してくれない?」と電話やメールでクレームが来ることがあります。

その際は、「顔写真と氏名を公開していないから」とはっきり伝えます。

基本的には、掲載するまではそのまま無視するようにしています。

 

 なかには正真正銘、昔の友人、知人などであっても、執拗に個人情報を聴きたがったり、

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