イメージ力がゴルフ上達のカギとなる
ゴルフは、一打一打の積み重ねです。
その一打一打は、すべて「イメージする」→「決断する」→「実行する」と3つのステップを踏んで行います。
今回は、「イメージ」することの大切さをお話ししたいと思います。
よりリアルなイメージがナイスプレーを生む
イメージとは、「心(頭)の中に思い浮かべる姿や情景」です。
これから打とうとするショットの弾道やピンに寄っていく様等を、頭に思い浮かべるのです。
これは出来るだけリアルな方が良いです。
良いスイングができている人でも、イメージが描けていない人や、イメージするもののそれが鮮明でない人は、ミスショットの可能性は高まってしまいます。
「なかなかイメージするのは難しい‥」と思われる人は少なくないかも知れません。
しかし、この「イメージする」という作業は、誰もが無意識に日常的に行っている思考なのです。
日常的に行っている「イメージ」
例えば、洋服を買いに行く場合、お店で気に行った洋服を見つけると、誰もがそれを着た自分の姿をイメージし、買うか買わないかの判断材料にします。
スーパーで夕飯のおかずを買い物する場合も、作る料理をイメージして買い物をします。
肉ジャガを作るのであれば、肉ジャガを料理しているシーンや、ご主人が美味しそうに肉ジャガを食べているシーンをイメージしながら、お肉やじゃがいもを買い物かごに入れているのです。
車を買う場合も、その車を運転している自分の姿や、その車で家族と出かけるシーンをイメージしますし、旅行の計画を立てるときも、旅先での楽しいシーンをイメージしながら計画を立てるものです。
このように、人はこれから起こる出来事をイメージし、それが自分にとって好ましいのか、そうではないのかを判断し、行動しています。
『ステーキを売るな、シズルを売れ』
エルマー・ホイラーという米国の経営アドバイザーは、「ホイラーの法則」というセールストーク指南書の中でこのように述べています。
「シズル」とは、ステーキを焼くときのジュージューという音のことです。
この言葉は、セールスの際、商品そのものを売り込もうとするのではなく、その商品を購入または使用することによって得られるメリットをイメージさせて購買動機につなげなさい、というものです。
ステーキ肉そのものをイメージするより、鉄板の上でジュージューと焼かれるステーキを想像する方が、より食べたく(買いたく)なるわけです。
それだけイメージというものは、脳に強烈に訴えかけ、その後の行動を左右するものなのです。
ですから、これから打とうとするショットを出来るだけリアルに、かつ鮮明にイメージできれば、それが実現する可能性は格段に高まります。
特にアプローチやパッティングのように、微妙なタッチが要求されるシーンでは、このイメージ力の差が大きく影響します。
人間の「イメージ力」には、無限の可能性があると言われています。
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