歳をとるということは“軽やかさ”を失っていくことかもしれません。

ボディラインは丸みを帯び、重心が下がって足取りも重くなりがちです。

今までできていたことができなくなり「あれ？」と感じることが出てきたら、

その時が「片づけ」スタートのタイミングです。

40代後半、50代、自分ではまだまだ大丈夫と思っていても

子育ても終盤を迎え、定年後の生活も視野に入れて

あらためて家を見直してみると、

普段使わない部屋や、子供の出て言った部屋は

いつの間にか倉庫のようになっていたというご家庭も少なくありません。

人は歳を重ねるごとにモノの量は増えていきますが

体力や気力は少しずつ減っていきます。

そして、物が捨てられなくなってくるのです。

本当に動けなくなるまで片づけもしていないというのはよくある話です。

古い衣類から小物までなんでも残してあったりします。

他人に任せられないものも多くあります。

老後の不安というものもあります。

今、「モノがないと不安」と思っていても

そもそもモノというものはあったらあったで、

なかったらなかったで何とかなるものなのです。

更年期の入口にいる40代後半から50代の女性は

自分と向き合う時間時間がやっと作れるようになった時期です。

欲張ったり、頑張りすぎず、

やらないよりはマシだなと思うくらいの気持ちで

1日5分だけと決めて

10分はしない・・・めんどくさくなるから(笑)

ぶつぶつ文句を言いながら片づけてみるのもいいものですよ。

スッキリしたら、更年期特有のイライラも

すがすがしい気持ちになって気持ちも落ち着くかもしれません。

50代からは新しい暮らしに移行が必要になる時期です。

捨てるべきもの、残すべきものの取捨選択や

自分の体の状態にふさわしい配慮をしながら

人生の後半戦、シンプルな暮らしを手に入れましょう。