生活費の見直しは必須案件です!?
【はじめに】
ようやくコロナ禍も終息が見えてきた、といいたかったのですが、
ここに来ての不気味な感染者増加が気になるところです。
その様な環境下ではありますが、
脱サラからの起業・独立、在職中の転職、副業の相談や「複業」の相談など等、
第二の人生を託す第二の仕事への関心は確実に増加中です。
リモートワーク等の影響でしょうか、
かなり時間をかけて自分なりの事業計画や適性の把握等を行ってきているようです。
従来少なくなかった「甘い見通し」「他力本願的な選択」はほぼ影を潜めています。
ですが、未だに不十分と思われる項目もあるのです。
これまでの支出を徹底的に見直す。
特に、起業・独立を目指す場合、
現職がサラリーマンであれば、今まで当たり前だった安定収入とは無縁になります。
そうなれば、サラリーマン時代と同じ支出は出来ない。
今迄の生活パターンを厳しく見直して緊縮財政下の新たな生活に切り替える!
ことを徹底することは、当たり前の事なのですが…
正直な話、相談者の多くは
今まで当たり前と思ってきた生活レベルや習慣の修正、見直しが不十分でした。
今回はこの話題を採り上げてみたいと思います。
【容易ではない支出削減?】
私たちの世代、1980年代に就職したときはバブル景気の直前でした。
それから10年以上、確か1990年初頭のバブル崩壊までは給与は右肩上がり、
「消費は美徳」が当たり前の風潮でした。
今の生活レベルの少し上のクルマ
今の部屋に(似つかわしくないほどの)高級オーディオ機器
虚栄心を満たすための美食の追求
35年ローンでしか手に入らない高級マンション など等…
これらを手にするために我々世代は「日々仕事に邁進」してきました。
そしてその結果として、世間体や体裁、見栄と言った実体のないものに
多額のおカネを費やしてきました。
こうした20代から30代半ばの
一番活きのいい年齢の時に染みついた「生活習慣~金銭感覚」は
ある種の第二の人格になっていたのかもしれません。
そして今、60代で起業を目指す方の最後の一歩が踏み出せない最大の理由が
「起業・独立後の生活レベルの変化への対応」への不安でした。
私のような「おひとり様」であれば、戒めは自分一人だけで済みます。
当てが外れても「自業自得」で諦めることが出来ます。
ですが、養うべき家族がいる場合はそうはいきません。
当然家族全員が、応分の我慢を分担し、生活レベルの見直しをしなくてはいけません。
今や人生90年も目前です。
例え60歳からの第二の人生としても、まだ残り30年の生活がある訳です。
その間の生活費をどうするか?
仮にまだ就職前の子供がいれば、
場合によっては子供の生活も面倒を見なくてはいけない場合もあります。
(中には就職しても面倒を見ざるを得ないケースも)
貴方がまだ50代なりたて、もしくは40代であれば、
今からでも生活費の検証と見直しを始めましょう。
その際に、
変動費にだけ見直しの目を向けるのではなく
固定費の部分でも何か削減できることがないかを考える事です。
・子供が独立したら、持て余し気味になる我が家をどう扱うか?
・今迄の家族構成を前提に契約してきた電力やガス等の契約プランをそのままにしていないか?
・食費、特に惰性になっているような外食を繰り返してはいないか?
・夫婦2人しか乗らなくなった高級車、それも月1程度のマイカーを今後も保有するのか?
・その為の高額な駐車場代、車検、法定点検、保険料…
変動費と重複する部分もありますが、
上記のような固定費はサラリーマン時代でも
独立した後でも変わらないという固定観念こそ、見直すべきです。
長年の習慣=癖を治すには、早く取り組めば早く修正が可能です。
想定出来る新しい収入見通しと、
それに対応出来るような生活スタイルへの転換を
いかに迅速かつスムースに図れるか?
これも、起業を目指す場合に欠かせない検討項目という事を、
私は相談者の方への必須のアドバイスとしています。
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