50代、気がつけば、

からだも心も家族関係もいろいろ変わっています。

人生の中で、気力、体力、能力も

40代のころを比べても下り坂。

若い時の太り方なんて、今思えばかわいいものだと思えてきます。

「ダイエットなんか、もうやめた」「外見より中身で勝負だ」

明るいデブを目指そう。なんてことを言っていると

ズルズルと坂を真っ逆さまに転がり落ちるように

体形崩壊は進んでいきます。

50代、もう本当に時間がない。

いくつになってもきれいでいたいという

気持ちは失ってはいけないけれど…

家の中も足の踏み場もないほど散らかってるわけではないけど

片付いてもいない。

もう、いつか着れるかも…

いつか使うかも…。いつかまた読み返すかも…

いつかまた、始めるかも…。と、昔の自分を懐かしがっているのは、

若さにしがみついているのと同じことです。

齢を重ね、暮らしを積み重ねていけば物は増えていきます。

そうすると、しまう場所に困り、メンテナンスに無駄な出費を重ね

掃除に手間取り、日々のイライラも多くなります。

いつか、来るかもしれないときのために、溜め込んだ

お気に入りのものも、部屋の収納だけでは入りきれなくなって、

一部屋丸ごと物置化になったり

そこさえ満杯状態になり始めるという状況に至っては

もう体形崩壊どころか、家庭崩壊につながっていきます。

モノを山ほど持った時代もあったけれど

なくてもいいもの、あったかどうかもわからないようなものは

思い切って、捨ててしまいましょう。

50代、そろそろ、フィールドを変えてみましょう。

モノを手放すことで、人は自由を手に入れることができるのです。

50代からは、無理をしない。欲張らない。頑張らない。

何をするにしても、足元から見直すことができるようになります。

「いつか」という日は、存在しないのですから…