魚釣りでやってはいけない21の事柄!夜釣りで海を照らしてはダメ?
魚釣りで「やってはいけない」事
どんなアクティビティーにも必ず「やってはいけない事柄」が存在します。フォールドにゴミを捨ててはいけない、立ち入り禁止区域に入ってはいけない、迷惑駐車をしてはいけない、といったマナーとして当然の事柄もそうですが、すべての事柄を取り上げるとなると、とてつもなく膨大な量になってしまいますので、今回は特に注目して欲しい「やってはいけない事柄」をピックアップしてご紹介いたします。
魚を遠ざける行為
いきなり岸際に立ってはいけない
釣りの出来る多くの岸際は「浅瀬」や「岸壁」になっている事が多く、フィッシュイーターが小魚を追い詰めやすく、魚が身を寄せる絶好のポイントにもなっています。そんな中、直ぐに岸際に立ったり、水面に影を落とす事は魚を遠ざける原因となりますので、まずは岸から離れた所からアプローチし、次第に距離を詰めていきましょう。
大きな音を出してはいけない
多くの魚は音や振動に敏感で、日常的に発せられている自然音・振動以外は魚の警戒心を高め、遠ざける事になります。車のドアの開閉音、釣り人の喋り声、足音、石や枝を踏む音などを出さないよう心がけましょう。
ライトで海面を照らしてはいけない
ヘッドライトの急な光は魚を散らしたり、魚の警戒心を高める行為です。常夜灯や集魚灯は常に海面を照らし続けてプランクトンを集めているのであって、ヘッドライトの急な光とは性質が異なります。
派手な格好で釣りをしてはいけない
魚が色を識別出来るかの科学的データーはありませんが、派手な格好は目立ちやすく、魚にも警戒心を与えやすいとの考えから、派手な格好を控えているアングラーは少なくありません。特に水が澄み、水深の浅い渓流をメインフィールドとするアングラーは、ウェアの色彩に関して細心の注意を払っています。
ですが地味な格好と言っても、真っ黒はスズメ蜂に襲われる危険を高めますので、彩度が低いグレーやカモフラージュ柄を選ぶと良いでしょう。※ただし例外もありますので、それは次の項目でご紹介します。
自身・他者を危険にさらす行為
地味な格好で釣りをしてはいけない
前述の「派手な格好で釣りをしてはいけない」と矛盾する内容ですが、派手な格好は悪い事ばかりではなく、釣り人の安全面にとってはプラスに働きます。例えば落水の危険と隣り合わせの釣り場は、もしもの事があった場合に人に見つけて貰いやすい派手めのカラーが良いでしょう。特に夜釣りなど、危険の多いシーンでは、自分が釣りをしている事を周りに認識して貰えるカラー・反射板入りのウェアを選ぶ事をオススメします。
寝不足で釣りにいってはいけない
釣行前日はワクワクして寝付けず、寝不足のまま釣りに行くという方も多いと思います。ですが寝不足では行き帰りの運転も危うくなりますし、判断力を低下させ、釣り場での事故を招く要因となります。安全に釣りを行い、後日に疲れをさない為にも体調を万全にして臨みましょう。
後ろを確認せず、キャストしてはいけない
魚釣りは「釣り針」という非常に危険な道具を用います。仮に大きく振りかぶって、背後を歩く歩行者や釣り仲間にルアーが刺さってしまったら、その針がカエシまで到達し、しかもそれが眼球の付近であったら、と想像するだけで「後ろを確認しないでキャストする事がどんなに危険か」がお分かりいただけたでしょう。
知らない魚に触れてはいけない
海釣りでは高確率で出会う事のある毒魚。正体不明の魚は決して「触らない・食べない」のが常識です。小さいお子様が誤って触れないよう、細心の注意をお願いします。
堤防で釣れる「危険な魚」についてはコチラ
食べる際の危険「アニサキス」についてはコチラ
自然を甘く見てはいけない
落水、転倒、日焼け、虫刺されなど、釣り場には多くの危険が潜んでいます。もちろん、軽装で出来る釣りもありますが、釣りは自然の中で行うアクティビティーであり常に自然の驚異の隣にあるものという認識を持ち、装備を整えましょう。
また釣行前の天気予報のチェックから、増水や雷など、釣り場においての環境変化にも細心の注意を払いましょう。
落水の危険についての記事はコチラ
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やってはいけない(道具編)
釣具を車に置いて釣りにいってはいけない
釣り場の駐車場は、朝は賑わいそこすれど一度釣り人がフィールドに出ていってしまえば、なかなか戻る事はありません。そういった人気のない場所や高価なタックルを積んだままの車は車上荒らしのターゲットになりやすく、釣具を狙った車上荒らしの被害は後を絶ちません。どうしても釣具を積んでおきたい場合は、せめて外から釣具が見えないよう工夫しましょう。
車に釣具を積んだままにしてはいけない
夏場の車内は非常に高温になりやすく、ワームなどはいとも簡単に溶かしてしまいます。また、溶かすとまではいかないまでも、竿やリールにとっても高温下は適した保存環境とは言えず、道具の寿命を縮める行為です。
リールを地面に直に置いてはいけない
よく堤防などで、スピニングリールを地面に直置きしている人がいますが、あればリールにとってもラインにとっても良くありません。リールは傷ついても気にしないという方でも、スプールが傷つく事でラインも傷つき、ラインブレイク危険性を高めている事になります。安いリール使い倒して買い替えるという方も、なるべく地面には置かないほうが賢明です。
やってはいけない(マナー編)
橋の上から釣りをしてはいけない
これには様々なケースがあり一概には言えない事なのですが、公共の橋の上からの釣りは道路交通法に抵触する可能性が高く、特に釣り禁止とのアナウンスがされていなくても、公共の橋の上は釣りを避けるべき場所と言えるでしょう。
密漁者になってはいけない
禁漁対象の魚を狙わない、禁漁区、禁漁期間で釣りをしないのは当たり前の事ですが、知らず知らずのうちに密漁をしてしまっているといったケースがあります。
例えばタコ釣りなどは、漁港ごとに禁漁のルールを設けていたり、ペットボトルで作る仕掛け・カゴ式の仕掛けなどは、許可されているエリアが限られており、気軽な川遊びと思っていた行為が「密漁」となってしまう場合があります。釣りをする際、生き物を捕獲する際は、漁協や管轄機関への確認が必要です。
外道(魚)を釣り場に放置してはいけない
防波堤などでよく見かける光景の一つに、放置された外道の姿があります。魚を放置することは衛生上も良くない事ですし、それが毒魚だった場合に子供が誤って触れ、ケガをしてしまうといった二次的被害も考えられますので、外道が釣れても釣り場に放置してはいけません。
魚を釣り(捕り)すぎてはいけない
水産資源は有限です。魚を持ち帰れば魚が減るのは当然の事で、100人の釣り人が魚を10匹ずつ持ち帰れば、合計1000匹となり、それは「釣り」と言うよりも「漁」と呼べる規模にまで達します。湖や河川などでは禁漁ルールが設けられている所もありますが、ルールが設けられていない漁港などでは、持ち帰るか否かの判断が釣り人のモラルに委ねられています。
現に、釣られすぎが原因でカサゴ等の定着性の魚が減少傾向にある釣り場が存在します。ルールとして定められている、いないに関わらず、食べる分だけを持ち帰り、小さい魚や抱卵している魚はリリースするという心がけが、未来のフィールドを守っていく方法の一つです。
こんな魚はリリースしてはいけない
法令や条例でリリースが禁止されている魚は勿論ですが、リリースが許可されている魚でも注意が必要です。例えば深場から釣り上げ、浮袋が膨らんでいたり、眼球が飛び出している魚は、リリースしても水圧の変化に耐えられず死んでしまいます。そのような魚を釣り上げた際は、美味しくいただきましょう。
リリースしても※死んでしまう可能性が高い魚
■エラから出血している魚
魚のエラは、魚にとって非常に大事な器官の一つで、傷ついてしまったら酸素が供給がされないばかりか、その場は延命しても※後にそこから細菌が感染し死んでしまうケースが殆どです。
■体の弱い魚
キス、タチウオなどは肌が非常に弱く釣り人の手が触れただけでも、肌を覆っている保護膜が剥がれ落ち、そこから※細菌が感染し死んでしまうケースが殆どです。
根がかりを手元から切ってはいけない
根がかりした糸を手元から切るという事は、大量のラインを水中に残すことになり、水辺の生物に大きな悪影響をもたらします。
どうしても根がかりを外せない場合は、手元から切るのではなく、水の入ったペットボトルなどにラインをくるくる巻き付けていき、余分な糸を巻き取りながら切断します。
やってはいけない(番外編)
今まで釣具に使った金額を思い返してはいけない
これは釣り歴が長い方ほど危険な行為です。「自分がもし釣りをしていなければ一体いくらの貯金が溜まった事だろう」そんな事を考え、後悔の念にかられたアングラーも多いことかと思います。ですが、それは全く意味のない事です。使ったお金は帰ってきませんし、なにより魚釣りは「お金には代えられない素晴らしい時や経験」をアナタにもたらしてくれているはずなのです。
釣果(魚の原価)から元がとれたか考えてはいけない
現代人にとって魚釣りとは、魚を得る上で最も非効率・不経済な手段です。それがプロ級の腕前を持つ釣り人だったとしても、魚釣りにかかるすべての費用をペイ出来るだけの釣果を得る事は、ほぼ不可能です。仮に高級な魚が釣れた際は、元がとれたかを計算するのではなく、高級魚を釣ったという余韻に浸る程度にしましょう。
上司より先に釣ってはいけない
「今日は無礼講だ!」という上司の言葉は100パーセント嘘です。上下関係を無視してアナタが上司より先に釣ったり、沢山釣ってしまう事があれば、昇進の道は途絶えたと言っても過言ではないでしょう。
※もちろんジョークです。
合コンで魚釣りが趣味と言ってはいけない
アナタは「釣り」に対する世間の認識というものをちゃんと理解していますか?釣りに対する世間の認識、それは「根暗」です。アナタが合コンで釣りが趣味と言ったとたん、合コンの会費8000円は無駄な投資となる事でしょう。
※もちろんジョークです。
やってはいけない事を知り、考えてみよう
魚釣りにはルールやマナーだけでなく「やってはいけない」事柄が沢山存在します。例えば「頭の良い魚を釣るには太い糸を使ってはいけない」というような定説的な事柄です。しかしこの定説は本当に正しいと言えるのでしょうか? そういった定説に対して疑問を持つことも、釣りを深く楽しむ上で重要な考え方です。様々な「やってはいけない事」を知って・学んで・疑って、釣りを深く楽しんでいきましょう!
記事提供元
サイト名 | TSURI HACK[釣りハック] |
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URL | http://tsurihack.com/968 |
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