寺田 淳 行政書士
本来業務である墓じまいから改葬・エンディングノート・任意後見等の様々な終活のサポートに加えて、最近はシニアを中心とした起業・独立、再就職や転職を目指す方への事前のサポート業務を主としています。どちらも「先憂後楽」のスタンスで事前の備えについて共に考えていきたいと思います。
寺田淳行政書士事務所 代表
少子高齢化、晩婚化、非婚化が進む現代、親子間、親族間の繋がりも以前と比べ失われがちになってきています。
老々夫婦の世帯、独居老人の世帯にとっては何かあった時の支えとなる存在を持つことがますます重要な老後の備えとなっているのです。
「認知症・・・」「事故や病気で突然寝たきりや脳死の状態・・・」いつ何どきおこるかわからないこのような事態。
”自分自身では判断する事が出来ない”状態が招いたトラブル例は枚挙にいとまがありません。
この判断能力の低下で不利益を被らないようサポートする制度として、『成年後見制度』があります。
2000年から始まったこの制度ですが、2013年末時点でこの制度の支援対象となる「認知症」「知的障害」「精神障害」の方々約800万人に対して、制度を利用しているのはわずかに17万人超でしかありません。
まだまだ知られていないこの制度を少しでも皆さまに知って頂きたく、基礎講座を開催いたします。
本人に判断力がない事をいいことに法外な契約を結んだり、次々と不要不急の品を購入させたりで、大切な本人の財産を食い潰していくケースが実際に多くあります。 これは何もその手の業者に限ったものではありません、残念ながら同居する家族が自分たちの生活資金と混同させて財産を浪費する事もあるのです。
または、重要な書類(土地の権利書、預金通帳等)の保管場所を忘れたり、誤って廃棄したり、印鑑を失くす、外出先に放置したまま忘れてきてしまう等、日常生活の中でも大きなトラブルを招くケースが出て来ます。
皆さまからの声も踏まえ、今回、この制度について最低限知っておいてもらう事を目的としたセミナーを3回にわたり開催する事としました。
第1回目となる今回は、成年後見制度の目的と、当人にとってのメリット、家族にとってのメリットについて分かり易く紹介していきたいと思います。
そして、2回目は2つの成年後見制度である「法定後見」と「任意後見」のそれぞれの特徴とそのメリット・デメリットについて、実例を交えながらの解説をしてまいります。
3回目は、実際の任意後見契約に関連する各種の契約書の見本事例を基にした契約内容の紹介や、金融機関での成年後見人等の届け出に関するあれこれ等を紹介していきたいと思います。
もちろん、「全て参加しなければ分からない」というものではありません。ご都合によい時だけのご参加でもご理解頂ける内容になっています。
今回の成年後見制度基礎講座は、以下のような事にあてはまる方におすすめです。
●親が認知症(かもしれない)
●親は遠く離れて暮らしている
●親や親族が事故や病気で寝たきりの状態
●自分自身や親ににもしもの事があった時の為に何を備えれば良いのか知りたい
講師の寺田行政書士は、相続や遺言など50代以上の皆さまが直面する問題を専門領域としています。今回の成年後見以外にも気になる事がありましたらお気軽に質問頂ける場でもあります。
また、講座は、同業界の方の参加も可能となっております。「新規で開業する予定」、「後見業務を新たなに取扱業務に加えてみたい」等という方も、お気軽にご参加ください。
皆さまにお会い出来る事を楽しみにしております。
開催日時 | 2016年3月16日 |
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時間 | 10:30~12:00 |
定員 | 10名 |
参加費 | 1,500円(ドリンク代金別途) |
会場 | BLUE OCEAN CAFE |
会場住所 | 東京都江東区住吉2-2-4 |
会場アクセス | 都営新宿線・半蔵門線「住吉」駅A1出口 徒歩5分 |
寺田 淳 行政書士
本来業務である墓じまいから改葬・エンディングノート・任意後見等の様々な終活のサポートに加えて、最近はシニアを中心とした起業・独立、再就職や転職を目指す方への事前のサポート業務を主としています。