【令和新時代の幕明け】 第16回「60歳からの主張」を募集
公益社団法人 全国老人福祉施設協議会では、来たる令和元年9月16日(月)敬老の日から11月10日(日)まで、満60歳以上の方から長い人生で見聞し、経験されたそれぞれの<味わい><深みを持った>多様なご意見を「60歳からの主張」というかたちで、エッセイ・小論文と川柳を募集いたします。
本企画は、60歳を第2の人生としてのスタートと考え、より良い日本創りへの発信が期待される60歳以上の方々から多くの作品を募集、顕彰し、今年で16回目を迎えます。
これは、高齢者福祉・介護を中心に70年を超える活動を行ってきた本会が、高齢期をむかえた人たちの生の声を拾い、応援し今後の活動に役立てるために平成16年から企画、実施しております。
これまで応募された作品には、今日の平和で豊かな国づくりの一端を担ってきた60歳以上の方々の生き方や知恵がたくさん詰まっています。少子高齢、人口減少社会に対する社会保障制度のあり方への不安や不満、今日の日本への提言・苦言などを訴える作品はもちろん、応募者の多くが人生を楽しみ、前向きに、素敵に年を重ねているということ、自分のできる範囲の中で楽しみ、生きがいを見つけ、人生をエンジョイしているということが特徴です。そして高齢者といわれる年齢になってからも新たな挑戦に取り組む方々が多く見受けられます。
全国老施協では、社会保障を“私たちが生まれてから最期を迎えるまでの生活の全て”と考え、令和新時代を迎えて「超高齢社会を生きる」「次の世代に伝えたいこと」「自らのエンディングノートを考える」といったテーマで幅広い分野における様々なご意見・ご要望・アイデアを募集します。
人生100年時代と言われる昨今、65歳や70歳で定年という企業もあり60歳はまだまだ現役という声も多いですが、古くから60歳・還暦は干支(十支十二支)が一巡し誕生年の干支に還るということから人生の節目とされています。令和という新しい時代となっても日本の古くからの習慣や文化を尊重しつつ、本企画が新たな人生を考える良いきっかけとなる場となれば幸いです。
今年度も令和2年1月13日の成人の日に、“もう一つの成人式”として東京都中央区・時事通信ホールにて発表・表彰式を行います。
応募要項は別紙の通りです。
▼これまでのエッセイ・小論文部門入賞および優秀賞の作品は―
『今のニッポンを斬る!考える!「日本の失ったもの」』(第1回入賞/60歳・女性)
多様な人生経験をもつ60歳以上の「この国のありよう」の提言。
『控えめ・慎みを失った日本文化』(第2回優秀賞/69歳・男性)
世の中から消えかけている言葉「さりげなく」や「たしなむ」という微妙な意味の重要さを考える。