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分散投資は「どのように」分散すれば良いの?

 

3.投資商品(種類)分散

2008年のリーマンショック以降、日本株は2012年まで下落、停滞傾向にありました。このように相場全体が低迷している時期はひとつの投資商品、例えば国内株式などに投資をしていてもリスクは残ります。

 

このリスクをカバーするためには「投資商品間での分散」が必要になってきます。つまり、国内株式がマイナスになるようなパフォーマンスにあるとき、逆にプラスとなるような運用成績を残せる投資商品に投資をすることができれば、リスクを減らすことが出来るのです。

 

投資商品間での分散投資を成功させるポイントは、相関係数がマイナスな投資商品への投資をすることです。相関係数が1という場合、まったく同じ値動きをして、相関係数が-1の場合は逆の値動きをすると考えます。

 

仮に国内株式に対応した分散投資をしたいというのであれば、相関係数がマイナスの動きをする投資商品にも投資をしておくことで、リスクを分散できるわけです。

 

その例として、国内株式と逆相関にある商品は「外国債券(外債)」です。この組み合わせを行うことで国内株の構造的なリスクに対応することが出来るのです。

 

 

このように投資で大切なのは、リターンだけを追求するのではなく、背後にあるリスクをきちんと把握し、トータルのポートフォリオが上昇する「正しい組み合わせ」を考えることです。これを実現させる方法が本当の意味での「分散投資」なのです。

 

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