自分なりのテーブルコーディネートを! 身近なアイデア発掘のコツ
テーブルコーディネートがテーブルセッティングと違う点。
「そこで食事をする人の話が弾み、楽しく食事が出来る空間をつくる」ということ。空間を作るアイデアは、あなたの周りにいくらでもあります。
問題は、あなたが気付くか気付かないかということ。あなたの心に留まるかということなのです。
街角のアイディアを記憶して参考にする
雑誌でも、街のディスプレーでも、デパートの食器売り場でも、気になったテーブルがあったらちょっと時間をかけて眺めてみる。
今は、モバイルカメラやデジカメを持ち歩いている人も多いので、撮影できれば撮っておくのもいいのでしょう。でも、写真を撮ったことで満足し、記憶が薄れがちになります。少し時間をかけて「じっと見る」方が、心に残ります。
レストランで知らないナプキンの折り方に出会ったら、必ず何回か開いては、折りして、その折り方を覚えて帰ります。それを、テーブルコーディネートの授業で、生徒に伝えています。人に伝えると、より自分の記憶にも残ります。
また、年に2回ほど海外に行きますが、レストランでのセッティングや食事を必ず写真に記録。私の旅行記は、食べている写真ばかりだと友人に言われますが、確かにその通り。
通常では巡り合えない不思議な独特のセッティングや、素敵な食器の使い方、おしゃれなナプキンの折り方にも出会えます。(食べるのに夢中で、前菜の写真の次がデザートの写真・・・ということもしばしば・・・)
書籍も読んで自分なりに実践してみる
素敵なテーブルコーディネートに巡りあったら、今度はそれを実践してみましょう! 同じ食器でなくても、自分が持っているもので真似してみることがポイント。
たとえ同じ食器を使っても、その人なりの個性がスパイスになり、異なったセッティングになるはずです。まずは人真似をして、自分なりに変えていけば、そのアイデアはもう自分のものです。
テーブルコーディネートの本も、最近ではたくさん見かけます。お勧めなのは、輸入雑誌や、洋書。私のお気に入りは、イギリスのナプキンの折り方の本。折り紙のように、図で解説してあるため、英語が読めなくても理解できます。
インテリアやテーブルコーディネートの洋書は、何語で書いてあっても、見ているだけでも楽しいし、ためになります。
その中から、自分の目に飛び込んできた、印象に残ったものを、じっくり時間をかけて眺め、どんどん自分の中に取り入れていく習慣をつけると、 テーブルも、インテリアも、コーディネートの幅が広がりますよ。
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