食卓に関するサイズのお話です。パーソナルスペースは、食事をするのに必要な1人分のスペースですね。

これに対して花などのセンターピースや大皿を置く共有部分をパブリックスペースと呼びます。

パーソナルスペースの左右サイズは大人の肩幅を基準にすると45cm。奥行きは無理なく手が伸びる35cmほど。1人分の食器は、この範囲内に置くようにします。

隣の人との距離は15cmといったところ。奥行き方向のパブリックスペースは30cmを目安に。この大きさであれば料理の大皿も置けるでしょう。

テーブル、椅子の選び方

テーブルの高さは70～73cmが一般的です。椅子の高さはシートハイといわれる座面の高さがポイント。44～45cmくらいがいいでしょう。

家の中で靴を履く習慣のない日本の家では、レストランの家具サイズとは異なります。輸入家具を買う時も注意してください。

家具売り場では、靴を脱いで実際に座ってチェックしましょう。食べやすい高さというのはテーブルと椅子の高さ関係によります。

食卓に飾る花のサイズ

テーブルの上に飾る花にも適正な大きさがあります。テーブルに対してあまり大きすぎるとバランスが悪くなります。

花の大きさは横幅の3分の１、縦幅の3分の１、すなわち9分の１の大きさがちょうどいい大きさです。これは、どんな形のテーブルでもいえること。

また、お花の高さは30cmくらいまでがいいでしょう。それ以上高くなると視線の邪魔になり、相手の顔がよく見えません。

私はいつもメジャーを持っているわけではないので、テーブルに肘をつき手を立てて握りこぶしを握った高さを基準にしています。ご自身で一度サイズを測ると、基準になっていいと思います。

花を飾る時は、活ける途中で実際の場所に置き、全体のバランスをチェックすることを忘れないようにしましょう。