「テーブルコーディネート」という言葉が市民権を得てきました。ブランド物の食器がなくてもオシャレな食卓を実現するためのテクニックがあります。

高価で豪華な食器を並べて、ゴージャスな花を飾っただけでは単なるテーブルセッティングに過ぎません。豪勢さに萎縮して緊張しながら食べても楽しい空間ではありませんよね。

会話が弾み、心が楽しく食事できる空間をつくることこそ、テーブルコーディネートです。

テーブルコーディネートの出発点はメニュー

テーブルコーディネートを始める上で、最初に考える点はメニューです。メニューが決まると、必然的に使用する食器が決まります。

サラダにはサラダボウル、メイン料理を盛り付ける大皿、そして取り皿、カトラリー。それらに１００円ショップの食器や引き出物で貰ったお皿を使って、アイディア次第で素敵なコーディネートが可能です。

食器の次はテーブルクロス

テーブルクロスを買う時のコツは、よく使う食器に合わせることです。クロスを先に決めると、そのデザインに縛られて食器が決まらなくなる場合があるので注意しましょう。

クロスの上に食器を置く時は、大きさに注目です。同じような大きさのお皿を隣り合わせるのは良くありません。大きい皿、小さい皿、背の高い器、低い器というようにリズム感のあるテーブルが良いですね。

食卓を彩る花

花は絶対に必要、というわけではありませんが、一輪あるだけでも雰囲気が華やかになります。豪華じゃなくて構いません。さりげなくセンス良くセッティングしましょう。

花器は食器でＯＫ。食器はテーブルに一番馴染みます。グラス類はもちろん、マグカップ、ワインのカラフェ、クリーマーと呼ばれるミルク入れ、徳利とお猪口など、何でも可。

さらに花器をただ置くのではなく一工夫しましょう。ちょっとした敷物を敷くだけで花の周りが引き立ちます。

生け方も自由にどうぞ。テーブルの一箇所だけでなく、右端と左端というように二ヶ所に生けてみるのも良いですね。

記念日にはキャンドルを添えて

一年に一度の特別な記念日や時間にとっては、キャンドルライトを使うのも効果的。日本では食卓にキャンドルを置く習慣はありませんが、キャンドルの明かりは意外に明るいもの。数本のキャンドルだけというディナーもロマンチックです。

非日常的でオシャレな食空間を演出でき、柔らかいキャンドルの灯りが疲れた心を癒やしてくれるでしょう。