文字の記録として保管しておきましょう。

【暗号資産】

 　最近の要注意事項はこれでしょう。

全てがオンライン取引ですから、取引内容や連絡先、IDやパスワード等、

本人以外知り得ない情報が多々あります。

　保管方法が難しいですが、家人には伝わるような配慮は欠かせません。

【その他の資産】

　その他については概ね目につく財産が大半を占めます。

自家用車やゴルフの会員権等は、うっかり記載忘れしがちです。

　さらには趣味の品々も忘れないようにしましょう。

中には家族が想像もしないような価格で取引される「逸品」や

骨董的な価値のある品が紛れているかもしれません。

　自身で調べた市場価値を記載しておくことも

家人への配慮であり、正しい財産目録に繋がります。

　趣味の品の場合、家族にも内緒で購入したというケースもあり、

なかなか「情報公開」に抵抗を覚える方もいますが、

やはり、自分個人の財産であり、情報不足から後になって「争族」の火種に

なり兼ねないものと認識して、漏れなく記録しておきます。

【負債】

　最も知られたくない、記録に残したくない財産がこれです。

ですから逆に、絶対に記録しなくてはいけない財産の筆頭なのです！

　現在進行形のローン返済(住宅やマイカー等）の詳細は無論ですが、

家族に伝えていない借金や連雷保証人に関してはより記載しないままでは

将来家族や関係者に致命的なダメージを与えてしまうことを肝に銘じて下さい。

【終わりに】

　最後になりますが、

目録を書き終えたら必ず昨生年月日を記載します。

署名と捺印も欠かせません。

　預貯金の項でも書きましたが、

不動産を除けば、比較的短期間でその内容が変化しやすいものです。

　可能であれば、変更があったその都度、

出来れば最低年に一度の見直しで、最新の内容に書き換える。

　この習慣を身につけて欲しいものです。