日本には素晴らしい世界遺産が数多くある。テレビや雑誌でしか見たことのない、憧れの地だけど、秘かに“一生に一度、いつか訪れてみたい！”と思っている人も少なくないだろう。

今回は大人世代が選んだ、いつかは行きたい憧れの「ニッポン世界遺産ランキング」TOP10を発表。熱い視線を注がれる上位には、自然遺産が名を連ね、いずれも別天地と称するのに相応しい絶景！ふらりと気軽には出かけられない場所にあることが、一層の憧憬をかき立てるのだろう。

記事配信：じゃらんニュース

＜目次＞

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＜憧れの世界遺産3位＞ 小笠原諸島【東京都】

独自進化の生物が共生する絶海の楽園へ、奇跡の出合いを求めて。

＼大人旅voice／

・簡単には辿り着けない秘境感が魅力！（30代男性）

・ここだけにしかない固有の動植物を見ることができた。（40代男性）

・海の青さ、自然の美しさ、独自の植物の保護状態、とても素晴らしかったです。（60代女性）

東京湾から南南東へ約1000km。唯一の交通手段である定期船に約24時間揺られて辿り着く、小笠原諸島。太平洋の真っ只中に浮かぶ30余の島々は、これまで一度も大陸と地続きになったことがない海洋島だ。そのため、島へ到達できた生物だけが独自に進化した、特異な生態系が守られている。

植物の場合、固有種率は約70％。カタツムリなど陸産貝類においては94％で、今なお進化の途中にある生物のその過程が見られることが、自然遺産登録のポイントのひとつになった。また小笠原の固有種には、オガサワラオオコウモリやハハジマメグロなど、国際自然保護連合のレッドリストに指定されている絶滅危惧種も多数。生物多様性の保全においても肝要な地域とされているのだ。ここに生きる動植物との出合いは、まさに奇跡。「東洋のガラパゴス」と呼ばれる地で、幾つの奇跡を体験できるだろうか。

神秘的な発光キノコを探すナイトツアーへ。

夜の帳が下りた島内も見どころ多数。ナイトツアーでは、父島内の外灯が照らさない場所を散策。緑色に発光するキノコ、グリーンペペやオガサワラオオコウモリ、オカヤドカリなどの夜行性生物を探し出して観察する。6月～7月にはアオウミガメの産卵上陸観察ツアーも実施。

小笠原陸域専門ガイド「マルベリー」

TEL／04998-2-3423

住所／東京都小笠原村父島清瀬都住6-302

http://ogasawara-mulberry.com/

「ナイトツアー」

・開催期間／通年

・開催時間／18時50分～20時50分（所要時間約2時間）

・体験料／大人4000円　※要予約（空きがあれば当日17時まで受付）

小笠原の固有種たち

～春夏便り～

日本屈指のアオウミガメの繁殖地である小笠原諸島。6月～7月には多くの砂浜で産卵シーンが観察できる。ザトウクジラのホエールウォッチングは2月～4月がベストシーズン。海中で鳴き声が聞けることも。

■旅の注意点

定期船は通常週1便で、GW・夏休み期間などは3～4日に1便の運航。父島に到着した3日後に父島を出港するので、最短の現地滞在期間は3泊。旅には船内泊含め6日間は必要。

※3　写真提供：小笠原村観光局

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